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タカキュー/カジュアル系の苦戦が響き営業利益67%減

2008年10月10日 / 決算

タカキューが10月10日に発表した2009年2月期中間決算によると、売上高は110億7100万円(1.4%増)、営業利益2800万円(67.7%減)、経常利益1億1600万円(30.7%増)、当期利益3900万円(23.5%減)の増収減益となった。

全般的な買い控え傾向が影響し、客数・客単価が落ち込んだ。既存店売上高は9.3%減となり、商品別動向では主力のスーツ、ネクタイなどビジネス関連は比較的堅調だったがカジュアル衣料が苦戦した。出退店状況では、新業態の小規模シャツ専門店「シャツコード」を6店舗、紳士・婦人向け複合店「エム エフ エディトリアル」を8店舗など計18店舗を新規出店した。

一方、低効率店舗など10店舗を閉店したため、期末店舗数は247店舗(タカキュー、メイル アンド コー等148店舗、セマンティックデザイン、ムービン等58店舗、エム エフ エディトリアル26店舗、シャツ コード8店舗、アラウンド ザ シューズ4店舗、ウィルクスバシュフォード3店舗)となった。

利益面では、生産調達ルートの見直し、在庫管理の強化に取り組み商品粗利益率は改善したが、人件費、出店投資等の先行投資もあり、販売費・一般管理費の増加をカバーできなかった。通期の業績は、下期も大幅な消費環境の好転が見込めないことから、売上高240億円、営業利益5億円、経常利益6億5000万円、当期利益2億円に修正した。

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