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トーホー/食材スーパー事業の減少などで売上高3.5%減

2009年06月08日 / 決算

トーホーが6月8日に発表した2010年1月期第1四半期決算によると、売上高は407億1700万円(前年同期比3.5%減)、営業利益6億700万円(23.3%減)、経常利益7億400万円(6.9%増)、当期利益2億9900万円(8.7%減)となった。

事業別の概況は、業務用食品現金卸売店のA-プライス事業で、中小飲食店の利便性向上のため青果販売店をことし1月時点の48店舗から52店舗に拡大。専門食材の提案強化策として「洋食屋さんフェア」も全店で開催した。

トーホー・パワーラークスが展開する「パワーラークス」は、業務用食材を品揃えした世田谷店をワンストップ仕入のモデル店舗として他店舗へも展開した。売上高は、既存店が2.4%増となったものの。不採算店舗5店舗の閉店とトーホー・パワーラークスの営業月が1か月少なかったことなどで96億6400万円(6.0%減)だった。

食品スーパー事業は、地域で信頼・指示される店づくりを標榜し、生鮮・惣菜・日配品などの品揃え、販促企画の強化を図ったが、新店の不振や生鮮品のイカナゴが不漁だったことなどで、売上高は70億8000万円(2.0%減)だった。

その他事業は、トーホービジネスサービスが前期に立ち上げた品質管理代行サービスの販売を強化。また。前期に一般家庭向け食材宅配事業、オフィスコーヒー事業の譲渡など不採算事業を整理した影響などで売上高は6億9700万円(47.7%減)と大幅に減少した。

通期はA-プライス事業の青果の強化、地域に合った食材の品揃えなどで売上高1750億円(2.0%増)、営業利益25億円(4.6%増)、経常利益23億円(63.1%増)、当期利益10億円(66.9%増)を見込んでいる。

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