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マックスバリュ北海道/中間決算修正で利益面は赤字計上に

2008年09月16日 / 決算

マックスバリュ北海道は9月12日、3月19日に発表した業績予想を下方修正した。3月時点では、中間期売上高を400億円、営業利益を5億円、経常利益を4億9000万円、中間利益を6億円と予想していたが、今回売上高を373億8000万円(当初予測より6.6%減)、営業利益は1億円の赤字、経常利益は7000万円の赤字にそれぞれ下方修正した。中間利益も3億7000万円(38.3%減)に予測値を引き下げた。

下方修正の主な要因は、4月1日付で合併した北海道で食品スーパーを展開するジョイの店舗ITシステムを一体化し、業務を効率化する作業が予想以上に時間がかかったことで、営業力が十分に発揮できなかった。

6月に合併成果の早期実現のため、前倒ししたシステム投資の減価償却費、電力料金などが増加したため、当初予測したほど経費予算を圧縮できなかった。中間利益はジョイとの合併に伴う税務上の繰越欠損金を引き継いだため、こちらも下方修正となった。

通期業績では、当初売上高850億円、営業利益16億4000万円、経常利益16億円、当期利益10億円としていたが、この数値を今回、売上高800億円(5.9%減)、営業利益8億円(51.2%減)、経常利益8億1000万円(49.4%減)、当期利益7億円(30.0%減)とした。通期も事業環境は厳しいと見通しているが、引き続きITシステムの活用、店舗オペレーションの統一などを徹底し、合併効果の発揮、営業力・商品力を強化するとしている。

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