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マックスバリュ東北/当期利益2億6300万円

2010年04月06日 / 決算

マックスバリュ東北が4月6日に発表した2010年2月期決算によると、売上高は899億5300万円(前年同期比2.9%減)、営業利益2億8400万円(12倍)、経常利益2億6500万円(12倍)、当期利益2億6300万円(19億6700万円の当期損失)となった。

2010年2月期は、昨年4月に1店舗を開設し、3店舗をディスカウント業態の「ザ ビッグ」に転換した。競争店との差別化策として、インストアベーカリーの導入など5店舗の改装投資を行い、既存店の活性化に努めた。期末店舗数は、ザ ビッグ6店舗を含め計90店舗となった。

売上総利益面では、スーパーバイザー制度の強化による仕入力と商品管理力の向上に努め、「トップバリュ」の売上拡大や、下期から実施した東北地区イオングループ4社の一部機能統合による商品力の強化などの効果が現れ、売上総利益率は23.5%と0.3ポイント改善した。

全体に占めるトップバリュ商品の売上構成比は0.8ポイント向上し、10.1%となった。経費面では人件費の抑制、電気使用量の削減など設備費の見直しで、販売費・一般管理費の総額は2.4%減となった。

商品別の売上高は、加工食品が317億778万円(構成比36.2%)、生鮮食品295億9493万円(33.7%)、デイリー食品219億7132万円(25.1%)、ノンフーズ42億3791万円(4.8%)、その他1億8043万円(0.2%)となった。

来期は、トップバリュ商品の販売拡大に努め、在庫回転日数を改善し売上総利益額の増大に努め、経費面では販促費のコントロール、設備費項目では水道光熱費の削減などコスト構造改革を進める。

業績は売上高880億円(2.2%減)、営業利益7億円(2.4倍)、経常利益6億円(2.2倍)、当期利益3億円(13.7%増)を見込んでいる。

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