流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





マックスバリュ東北/2月期は増益も特損計上で当期損失3億円

2011年04月06日 / 決算

マックスバリュ東北が4月5日に発表した2011年2月期決算は、売上高908億9400万円(前年同期比1.1%増)、営業利益5億3700万円(89.0%増)、経常利益4億6900万円(77.2%増)、当期損失3億7300万円(前期は2億6300万円の当期利益)となった。
既存店売上高は1.2%増、客数1.2%増、客単価0.1%増。商品部門別売上高は加工食品318億8200万円(0.6%増)、生鮮食品298億7900万円(1.0%増)、デイリー食品226億2700万円(3.0%増)、ノンフーズ40億8300万円(3.6%減)、その他1億9800万円(10.9%増)。トップバリュの売上高は95億6200万円(6.8%増)で、直営売上構成比は10.7%となった。
農産・水産・畜産・サービスデリの生鮮部門は、春先の天候不順や猛暑による野菜価格の高騰時にバラ販売や緊急のセールを行うなどの取り組みを行う一方、地元の米粉を使用した弁当など産地にこだわりコメの消費拡大に貢献する商品を訴求する取り組みを行い、農産、ホットデリカ、サラダ、惣菜などの商品群が好調に推移した。 加工食品・デイリー食品部門は、季節や地域性に応じた商品の提供やトップバリュとして新発売された第三のビールのヒットなどにより、飲料やリカー、フローズンなどの商品群が好調に推移しました。
業態転換や戦略的な価格政策による積極的な売上拡大に取り組んだ結果、売上総利益率は0.6ポイント低下し22.9%となった。アウトパック商品の増大等による作業効率の改善など細部にわたり削減に努めた結果、販売費・一般管理費の総額は2.5%減となった。
競争店との差別化の一環として、第二類・第三類の医薬品を扱うドラッグ売場の導入やインストアベーカリーの強化などの改装投資を行い既存店の活性化に努めた。期末店舗数は、「ザ・ビッグ」7店を含め、青森25店、秋田36店、山形27店、岩手1店の合計89店舗となった。
特別損失として、減損会計適用による減損損失を4億4600万円計上したほか、未払い給与を計上したため、当期純損失となった。
来期は930億円(2.3%増)、営業利益8億円(48.9%増)、経常利益7億円(49.1%増)、当期損失28億円(-)の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧