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マツヤ/物流効率化図るも追いつかず、当期利益48%減

2008年10月19日 / 決算

長野県内を中心にスーパーチェーンを展開するマツヤは10月17日、2009年2月期中間期決算を発表した。それによると、売上高は176億9500万円(前期比6.0%増)、営業利益は3億1700万円(10.9%減)、経常利益は2億5700万円(9.7%減)、当期利益は5500万円(48.0%減)の増収減益となった。

3月には初出店エリアとなる長野県中信地区に「生鮮&業務スーパー ユー・パレット穂高店」を新規出店した。穂高店と昨年11月に開店した長野北店の新店が好調に推移し、既存店も計画どおりに進捗したため売上高は増収。利益面では、仕入れコストの増加を価格転嫁することを極力回避し、広告宣伝費など経費の圧縮に努めたが、電気料・ガス燃料費の増加や新規出店投資もあり減益となった。

一方で物流面では、青果物を物流センターの冷蔵車での配送に順次変更し、鮮度維持と積載効率の向上を図った。当期利益は株式相場下落で投資有価証券評価損が発生したためこちらも減益となった。

下期は、顧客の来店動機を「商品と売場展開」で実現すべく心気商品開発や思い切った売場展開を継続。長野県松本市に新店を出店し営業力強化を図る。通期の業績見通しは売上高362億円(10.1%増)、営業利益5億7000万円(1.5%減)、経常利益4億5000万円(2.2%増)、当期利益は1億2000万円(65.6%減)を予想する。

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