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ミスターマックス/特別損失の発生で当期損失は5.6億円

2008年10月22日 / 決算

ミスターマックスが10月22日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は496億600万円(前年同期比0.6%減)、経常利益は4億9500万円(50.1%増)、当期損失は5億5900万円(前年同期は2億1700万円の利益)と減益となった。

ディスカウントストアMRMAXの既存店前年比が第1四半期(4月~6月)では3.0%減だったが、第2四半期(7月~9月)では1.1%増と前年を上回ったが、昨年7月に開店した新店2店舗の開店セールの反動などで、連結売上高は前年同期比0.8%減にとどまった。

商品分類別では、酒類や米、ペットボトル飲料などの食品の売上が好調だったが、昨年の任天堂DSのヒットの反動の影響を受けたゲーム機本体とソフト、DVDレコーダー、プレーヤーなどの売上が前年を下回り、売上高に不動産賃貸収入を加えた売上高は496億600万円。

一方、重点商品に絞り込んだ仕入活動によって、連結荒利益率が前年同期比0.7%改善したことなどから、不動産賃貸収入を加えた売上総利益は122億5100万円(2.6%増)。

これに伴い、営業利益は3億8500万円(87.0%増)で、経常利益は4億9500万円。

また、第1四半期で、「棚卸資産の評価に関する会計基準」の適用によって、期首在庫にかかる棚卸資産の変更差額10億2600万円を特別損失に計上したため、当期損失は5億5900万円。

なお、今期中の新店計画によると、既存の神辺店(広島県福山市)を移転増床し、11月20日に「MRMAX新神辺店」を開店する。「MRMAX新神辺店」は、医薬品と日配食品を導入した新型店舗となる。

通期の見通しでは、売上高1004億800万円、経常利益14億円、当期利益2億円を見込んでいる。

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