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メディセオ・パルタックHD/売上高2兆4635億円、営業利益5割減

2009年05月15日 / 決算

メディセオ・パルタックホールディングスが5月15日発表した2009年3月期業績によると、売上高2兆4635億6900万円(前年同期比9.3%増)、営業利益134億5500万円(51.9%減)、経常利益290億500万円(32.0%減)、当期利益125億1000万円(55.0%減)となった。

医療機関や調剤薬局等の経営環境が悪化する中で、販売価格交渉については厳しい状況が続くとともに、卸間競争が激化し、価格は想定以上に低下した。これらの結果、医療用医薬品等卸売事業における売上高は1兆7490億300万円(2.0%増)、営業利益は58億7600万円(72.3%減)。

化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業については、物流・システムの統合を迅速に進め、近畿地区、東海地区、四国地区の各エリアで統合を完了した。パルタックKSは、流通全体のさらなる効率化・最適化をめざし10月に完全子会社エイコー(和歌山県和歌山市)を合併。一方、化粧品・日用品卸売事業と一般用医薬品卸売事業との融合をさらに進め、生産から消費までの供給体制すなわちサプライチェーン全体の効率化と生産性向上を図った。化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業における売上高は7110億2900万円(32.7%増)、営業利益は75億2100万円(14.6%増)。

2009年10月1日をめどに、事業持株会社体制から純粋持株会社体制へ移行し、商号をメディパルホールディングスに変更する。同時に、完全子会社である医療用医薬品等卸売事業会社10社のうち、千秋薬品(秋田県秋田市)、潮田クラヤ三星堂(茨城県水戸市)、クラヤ三星堂(東京都中央区)、やまひろクラヤ三星堂(山梨県中央市)、平成薬品(岐阜県岐阜市)、井筒クラヤ三星堂(京都市中京区)の6社は、クラヤ三星堂を存続会社として合併し、商号をメディセオに変更する。

次期の業績予想は、売上高2兆5510億円、営業利益172億円、経常利益245億円、当期利益66億円。

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