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モロゾフ/物流センターアウトソーシング減損計上などで当期損失1800万円

2009年03月24日 / 決算

モロゾフが3月24日に発表した2009年1月期決算によると、売上高は279億3000万円(前年同期比3.6%増)、営業利益5億1900万円(46.3%減)、経常利益5億6900万円(39.5%減)、当期損失1800万円(前期は6億7300万円の当期利益)の増収減益となった。

同期の菓子部門の概況は、干菓子は2月のバレンタインデーと3月のホワイトデー商戦、歳暮・クリスマスギフトがいずれも好調で、新商品を投入した焼菓子商品、デイリーユース向け商品も好調で前年を上回った。洋生菓子も5回目を迎えたプリンキャンペーン、デンマーククリームチーズケーキキャンペーンなどのキャンペーン展開、季節や店舗限定、。催事対応の新商品の積極的な投入で店頭の活性化に努めた。このため菓子売上高は261億3300万円(前期比3.7%増)となった。

喫茶・レストラン部門は、店舗の新規出店・改装、メニュー再編、集客イベントの開催などで売上拡大を図り、喫茶・レストラン売上高は17億9700万円(3.0%増)となり、増収に貢献した。利益面では増収効果はあったものの、カカオ類・乳製品類などの原材料費高騰、生産設備の更新や販売員ユニフォーム・包装紙のリニューアルなどの戦略的支出により、費用負担が増加。営業利益、経常利益ともに減益となった。

また、ことし予定している神戸深江浜物流センター業務のアウトソーシングに伴う事業所の減損損失3億8000万円の計上、投資有価証券評価損、法人税法上の繰越欠損金の解消に伴う税負担などで、当期利益に大きく影響した。

来期は西神新工場の完成、半生菓子のラインナップ拡充などにより売上高282億円(1.0%増)、営業利益5億5000万円(5.8%増)、経常利益6億円(5.4%増)、当期利益1億5000万円と増収増益を目指す。

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