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スーパー大栄/競合店の進出で売上高0.4%減、営業利益28%減

2009年08月11日 / 決算

スーパー大栄が8月11日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は71億8500万円(前年同期比0.4%減)、営業利益4600万円(28.3%減)、経常利益3900万円(27.1%減)、当期利益6200万円(15.9%増)となった。

第1四半期は競合激化店の競合店対策を進め、不採算店の整理や全般的な経費削減を図るなど、効率的な経営を目指した。D&D事業部では一部の店舗で仕入れ形態を抜本的に見直し、消費者の低価格志向にマッチングしたディスカウント店に業態を転換中。SM事業部では、中長期計画を見据えた店舗効率化を検討し、支払賃料の引き下げや、不採算店舗の閉鎖を進めた。

しかし、鮮ど市場店舗商圏内に大型のディスカウントストアが新規出店しその影響が大きかったことと、D&D店舗の改装休業やSM店舗の閉鎖による売上の減少が響き、売上高は減収となった。

損益の状況では、競合店の出店による売上減やD&D店舗の改装費用、下期新規出店予定の人件費が先行投資となり、営業利益・経常利益ともに減益となった。部門別の小売業の売上状況は、生鮮食品が39億7700万円(3.1%増)、一般食品が25億7700万円(3.5%減)、日用雑貨が1億9700万円(13.6%減)、その他が3億3800万円(7.4%減)。その他の事業の売上高は9300万円(0.4%減)となった。

通期は売上高303億円(1.5%増)、営業利益3億円(6.1%減)、経常利益2億5000万円(9.0%減)、当期利益2億円(43.4%増)を見込んでいる。

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