流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ヤマナカ/店舗の新設・改装で当期損失5.2億円

2008年11月05日 / 決算

名古屋市に本部を置くスーパーのヤマナカが11月4日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は579億6600万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は2億1800万円(61.9%減)、経常利益は3億2500万円(52.4%減)、当期損失は5億1700万円と減益となった。

利益面では、荒利益率が低下したことに加え、店舗の新設や改装が上期に集中したことや、光熱費、資材などのコストが上昇するなど経費がかさんで減益となった。当期損失については、厚生年金基金脱退特別掛金として11億2000万円を計上したことから5億1700万円の損失を出すことになった。

新規店舗としては、4月にリソラ・大府ショッピングセンターに大府フランテ館(愛知県大府市)を、6月にはフランテ業態での岐阜県初出店となる多治見フランテ(岐阜県多治見市)を、8月にはフレスポ四日市富田ショッピングセンターに四日市富田フランテ館(三重県四日市市)を、それぞれ新規出店した。

スーパーマーケット事業を中核とする小売事業部門では、旬の食材など主力商品を中心に、季節感やボリューム感、安さ感のある売場を展開するとともに、惣菜化や簡便化の流れに対応した商品として、「出来立て」「作り立て」の惣菜や半調理品の品ぞろえ強化し、小売事業部門と小売周辺事業部門の売上高は、575億3100万円(4.3%増)。

通期の見通しでは、売上高は1170億円(4.4%増)、営業利益は9億5000万円(20.8%減)、経常利益は12億円(14.2%減)、当期損失は5000万円となる見込み。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧