流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ユニバース/鮮度管理強化、各種販促企画の奏功などで売上高1.5%増

2009年05月25日 / 決算

ユニバースが5月25日に発表した2009年4月期決算によると、売上高は955億6100万円(前年同期比1.5%増)、営業利益33億8600万円(1.4%増)、経常利益34億7900万円(1.5%増)、当期利益18億7700万円(36.2%増)となった。

店舗状況は、昨年8月に月にUマート桔梗野店、Uマート弘大前店を開店した。両店舗はマルエス主婦の店(7月に破産)から営業権を取得した店舗を改装したもの。また、ことし4月に紫波店(44店舗目)を開店し、盛岡市から商勢圏をさらに拡大した。

既存店の活性化策では、10月に久慈・川崎町店、11月に中野店のスクラップ&ビルドを行い最新の標準装備を実装した。また、12月に松園町店、今年3月に小中野店、4月にパワーズU十和田店(食品ディスカウント業態)をリニューアルした。期末店舗数は青森県29店、岩手県14店、秋田県1店の合計44店舗となり、総売場面積は4640㎡増え9万5477㎡となった。

販売企画面では「この価格のままでご奉仕します」宣言を継続実施したが、11月には価格が下落傾向になったため「価格を引き下げご奉仕します」宣言に変更して対象商品を拡大し、ことし3月には「安さに挑戦!家計応援価格」と題して毎日の暮らしに必要な商品1800品目を値下げした。

また、生鮮食品の商品力強化のため、全国各地の産地や取引先の開拓を継続して推進したほか、食の安全・安心を確保する取組として鮮度管理を強化。これに関わる問題が発生した場合に適切に対応できるよう、対応ルールの見直しと再確認を実施した。

店舗運営面では、時間帯別の売場状況をビジュアル化して全店長出席のもとで検証を行うことにより、時間帯別の売場管理を強化した。販売促進面では、東京証券取引所市場第一部への指定替えを機に上場記念セールを展開し、好評企画の生鮮スペシャルや大創業祭、カード会員感謝デーなどの大型企画を実施した。

環境配慮型の取組では今年2月より青森県内の29店舗でレジ袋の無料配布を中止した。

全店実績は、店舗売上高937億7500万円(3.6%増)、来客数4278万人(0.3%増)、客単価2192円(0.9%減)、1品単価188円(0.9%増)、平均買上点数11.6個(1.8%減)、総買上点数4億9813万個(2.7%増)となった。

既存店実績は、店舗売上高811億9400万円(0.3%増)、来客数3660万人(増減なし)、客単価2218円(0.3%増)、1品単価189円(1.2%増)、平均買上点数11.7個(0.9%減)、総買上点数4億3011万個(0.9%減)となった。

来期は3店舗の出店のほか、売れ筋商品の値下げ継続、在庫回転日数の短縮などで売上高1026億5300万円(7.4%増)、営業利益35億600万円(3.5%増)、経常利益35億8000万円(2.9%増)、当期利益19億4400万円(3.6%増)の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧