ユニバース/全店・既存店とも概ね好調、売上高2.1%増
2009年02月25日 / 決算
ユニバースが2月25日に発表した2009年4月期第3四半期決算によると、売上高は726億3400万円(前年同期比2.1%増)、営業利益28億3700万円(4.5%増)、経常利益29億200万円(5.6%増)、当期利益15億9200万円(11.3%増)の増収増益となった。
出退店状況は、8月にUマート桔梗野店、Uマート弘大前店を出店した。この2店舗はマルエス主婦の店(7月破産)から営業権を取得した店舗を改装し開店したもの。既存店の活性化策では10月に久慈・川崎町店、11月に中野店のスクラップ&ビルドを実施し、最新の標準装備を実装した。12月には松園町店のリニューアルを実施している。什器なども含めた設備投資額は22億4600万円に上った。
営業面では、2007年12月より継続実施している「この価格のままでご奉仕します」宣言に、同期からは400品目を追加して650品目に拡大し値引き販売を継続。同時に鮮度管理を徹底し、それらに関わる問題が発生した時の対応ルールを見直しを含めて再確認した。
店舗運営面では、時間帯別の売場状況をビジュアル化し、全店長が出席して検証する制度で、時間帯別の売場管理を強化。販売促進面では、東京証券取引所市場第一部への指定替えを機に上場記念セールを展開。生鮮スペシャルやカード会員感謝デーなどの大型企画を実施した。
同期の売上状況は、店舗売上高が全店が712億7900万円(4.2%増)、既存店が620億400万円(0.9%増)。来客数は全店3236万人(5.1%増)、既存店が2787万人(0.7%増)、客単価は全店2202円(0.9%減)、既存店2224円(0.2%増)と、概ね好調に推移した。
1品単価は全店、既存店とも191円(全店は1.3%増、既存店は1.6%増)、平均買上点数は全店11.5点(2.2%減)、既存店11.6点(1.4%減)。総買上点数は全店3億7287万点(2.8%増)、既存店3億2379万点(0.6%減)に上った。また、2月2日より青森県内の29店舗でレジ袋の無料配布を中止した。
通期は売上高962億1500万円(2.2%増)、営業利益32億1700万円(3.7%減)、経常利益32億8900万円(4.1%減)、当期利益17億9100万円(30.0%増)と増収減益の見通し。
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