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リーバイ・ストラウス・ジャパン/売上高28%減、営業損失6億8700万円

2010年01月18日 / 決算

リーバイ・ストラウス・ジャパンが1月18日に発表した2010年11月期決算によると、売上高は171億3400万円(前年同期比27.9%減)、営業損失6億8700万円(前期は12億8900万円の営業利益)、経常損失5億4100万円(15億1900万円の経常利益)、当期損失5億4700万円(7億600万円の当期利益)となった。

第4四半期の売上高は、39億1800万円(46.3%減)となり、フルモデルチェンジした旗艦商品501シリーズの伸長の反動減と、大手小売店の在庫調整の影響が主な落ち込みの原因となった。返品調整引当金繰入後の売上総利益は14億7600万円(55.2%減)。販売費・一般管理費は、継続的に経費を削減し、前期にキャンペーン用の広告宣伝費が発生していたため4億5000万円減の19億300万円となった。この結果営業損失を計上し、人員削減の特別退職金2億9000万円が発生したため、当期利益も損失となった。

上期は、継続して行っている「Live Unbuttoned.」キャンペーンを店頭中心に実施し、501シリーズの売上は伸長したが、その他のボトムスに効果が波及せず、メンズボトムスの売上高は62億400万円(15.6%減)、レディースボトムスは20億5300万円(20.4%減)にとどまった。

下期は、メンズでは定番商品の505、517、606で構成される「オリジナル」シリーズをリニューアルしたが、プライベートブランドの伸長の影響などでメンズボトムスの売上高は50億4000万円(36.6%減)となった。レディースではトレンドのボーイフレンドフィット商品が堅調に推移したものの、売上高は13億6400万円(48.5%減)。通期ではメンズボトムスは112億4500万円(26.5%減)、レディースボトムスは34億1700万円(34.6%減)と減少した。

リーバイスストアは、直営店4店を含む6店舗を開店し3店舗を閉店。期末店舗数は28店舗となった。リーバイスファクトリーアウトレットでは昨年よりもバリエーションを充実させるなど計画的な商品展開で、昨年を上回る売上高を確保。直営オンライン・ショッピングサイト「リーバイスE-ショップ」は、アウトレットコーナーの新オープンやカスタマイズなどサービス内容を充実し、売上高は目標を突破した。

来期は卸売ビジネスの強化、フランチャイズ店・直営店によるリーバイスストアの新規出店に注力し、売上高183億円(6.8%増)、営業利益1億円、経常利益2億円、当期利益8500万円を見込んでいる。

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