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丸久/通期売上高12.3%増、営業利益8.7%増

2009年04月08日 / 決算

丸久が4月8日発表した2009年2月期の連結業績によると、売上高760億400万円(前年同期比12.3%増)、営業利益37億5000万円(8.7%増)、経常利益35億8700万円(11.1%増)、当期利益16億7000万円(15.4%増)となった。

食品スーパーマーケット事業では、競合店対策や商品価格の適正化へ対応するため、商品力・価格競争力の強化や5S運動・接客・鮮度レベルの向上などQSCを徹底するとともに、適正表示や商品管理の徹底など基本的な店舗運営体制を強化した。

産地開発や商品開発を推進し、商品加工レベルの向上など生鮮食品売場の充実を図るとともに、加工食品ではディスカウント店への価格対応を個店別に強化した。売場・後方作業での業務改善、販促費の効率運用、重点経費の節減、システム支援による業務効率化等による生産性向上に取り組んだ。

店舗開発は、アルクを4店舗開設する一方、小型店を1店舗閉鎖した。サンマートでも開設と閉鎖をそれぞれ1店舗実施。5月にはピクロス、10月にかいたを子会社化し、期末の店舗数は53店舗(うち、アルクは28店舗)、サンマート17店舗、ピクロス7店舗、かいた1店舗の計78店舗となった。

企業別の業績は、提出会社の丸久売上高723億9700万円(12.0%増)、営業利益34億円6000万円(19.3%増)。サンマートの売上高100億1400万円(10.0%増)、営業利益3億200万円(29.6%減)。

その他の事業では、四季彩の売上高41億2800万円(9.0%増)、営業利益1憶900万円(10.7%増)となった。

次期の見通しは、食品スーパーマーケット事業が、主力店舗アルクを中心にさらに競争力を高めるとともに店舗ドミナント展開の強化・拡大を図る。

QSCなど基本の徹底や食の安全・安心に係る法令を遵守し、顧客満足度を高め、同時にマーケットの変化への対応を高めていく。

2010年2月期の連結業績予想は、売上高823億円、営業利益38億円、経常利益36億円、当期利益19億7000万円を見込んでいる。

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