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原信ナルス/売上高2.3%増、営業利益15%増

2009年08月04日 / 決算

原信ナルスホールディングスが8月4日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は288億9700万円(前年同期比2.3%増)、営業利益8億1000万円(14.9%増)、経常利益7億7900万円(17.8%増)、当期利益3億8600万円(78.8%増)となった。

スーパーマーケット事業は、「すべての判断の基準はお客様」という経営方針に基づき、生活に密着したローカルスーパーマーケットとしての取組に努めた。サービス面では「基本の徹底」に努め、レジでの袋詰めサービスなど独自の様々な取り組みを継続した。また、各自治体の発行する、プレミアム付き商品券の取扱い対応を図った。

販売、商品政策面では「暮らし応援!値下げプライス!!」企画など、ベーシックアイテムの低価格化を進め、併せて原資確保のため、相場動向に応じた原材料・商品の仕入価格引き下げの取組、諸経費の見直しによる費用削減を実施した。

また、行楽、ゴールデンウィーク、父の日など、時節のテーマに沿ったにぎわいのある売場作りや必要な品揃えを行い、来店客数の増加につなげた。新型インフルエンザの発生に対しては、以前から社内に定めている事業継続計画に基いた対応を行った。さらに衛生関連商品の品揃え確保にも努力した。

環境対応ではグループの主要事業会社、原信とナルスは環境負荷低減活動の一環として国際規格ISO14001の認証を全事業所で取得済み。第1四半期はその更新審査を受け、引き続き認証を受けた。店舗状況では、6月に原信村上西店を新設。出店後の進捗は、概ね予定を上回る実績で推移しているという。

これで期末店舗数は64店舗となった。店舗売上高は全店が275億5100万円(2.8%増)、既存店が263億7500万円(0.6%増)。来客数は全店が1581万人(3.1%増)、既存店が1509万人(0.9%増)。以下、全店の買上点数は10.82点(1.0%増)。客単価は1742円(0.3%減)で推移した。

通期は売上高1190億円(2.4%増)、営業利益36億円(11.8%増)、経常利益35億円(14.6%増)、当期利益14億円(31.5%増)を見込んでいる。

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