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ニッセンHD/12月期は売上高2.4%増、営業利益15.3%減

2012年01月27日 / 決算

ニッセンホールディングスが1月27日に発表した2011年12月期決算は、売上高1407億1500万円(前年同期比2.4%増)、営業利益27億800万円(15.3%減)、経常利益28億8200万円(1.3%増)、当期利益23億7700万円(20.8%減)となった。

通販事業の売上高は1343億4200万円(2.6%増)、営業利益37億3100万円(9.8%減)となった。

通販業界では、スマートフォンの普及、ソーシャルネットワークの拡大、リアル店舗との融合などメディアとチャネルが多様化し、カード決済や電子マネーの普及から買い物に利便性を求める志向が高まるなど、経営環境は複雑化した。

稼働客数が増加したことに加え、戦略的な価格設定を実施した家具・インテリア商品が売上高を牽引したことにより、前年より増収となった。

利益面では、円高メリットによる原価率の改善の一方で、想定以上の素材価格の高騰や委託工場の加工賃増加による仕入コストの上昇、新規顧客獲得のために、大幅にカタログ発行部数を増やしたことによる費用増があった。

秋冬カタログ配布後のシーズンピーク時に天候不順による影響を受け、アパレル商品の販売が振るわず、カタログ関連コストの費用対効果が悪化したことにより、通販事業の営業利益は前年実績より下回った。

来期は、売上高1443億円(2.5%増)、営業利益34億円(25.6%増)、経常利益35億円(21.4%増)、当期利益32億円(34.6%増)を見込んでいる。

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