流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





吉野家/2009年2月期第3四半期、増収減益、当期損失8億3900万円

2009年01月04日 / 決算

吉野家ホールディングスが2008年12月29日に発表した2009年2月期第3四半期の業績は、売上高は1267億500万円(前年同期比8.9%増)、営業利益22億300万円(7.5%減)、経常利益27億7200万円(55.1%減)、当期損失は8億3900万円(前年同期は15億4500万円の当期利益)と増収減益となった。

牛丼関連事業は、国内の吉野家は、当期より郊外型店舗を中心としてテーブルサービス店舗の本格導入を行い、新規出店・改装店舗併せて292店舗まで拡大した。また、9月には「牛すき鍋定食」のブラッシュアップ、10月には「秋の牛丼週間」キャンペーンを実施した。

店舗展開は、当期68店舗を出店し、15店舗を閉鎖した結果、国内総店舗数は1089店舗となった。

海外は、ヨシノヤアメリカ・グループは、積極的なフランチャイズ募集活動の結果、新たに当期4店舗のフランチャイズ店舗を出店した。中国は、ことし設立した福建吉野家快餐有限公司が9月2日に1号店(元洪城店)を開店した。

その他のエリアを加えた店舗展開は、当期52店舗を出店し、9店舗を閉鎖し、海外の吉野家の総店舗数は344店舗となり、国内外を合わせた吉野家の当第3四半期末における総店舗数は1433店舗。

牛丼関連事業の売上高は772億7800万円(1.2%増)、営業利益は46億1300万円(18.2%減)となった。

寿司関連事業は、テイクアウト業態が、既存の店舗において、夕方以降の江戸前鮨強化策を実施する等の販売強化を行うことにより堅調に推移し、イートイン業態は、ファミリーレストラン店23店舗を全店閉鎖した。

店舗展開は、12店舗を出店し、28店舗閉鎖した結果、総店舗数は380店舗となった。この結果、寿司関連事業の売上高は230億8500万円(2.1%減)、営業損失は2億3100万円(前年同期は1億400万円の営業利益)。

スナック関連事業のピーターパンコモコは、顧客意見等を取り入れた季節商品の販売や「たい焼半額セール」を実施。店舗展開は、当期16店舗の出店をし、19店舗閉鎖し、店舗数は269店。新杵を加えたスナック関連事業の総店舗数は298店舗。

スナック関連事業の売上高は59億500万円(3.4%減)、営業損失は3400万円(前年同期は3600万円の営業損失)。

その他飲食事業では、どんが、「どん業態」では西日本地区において10月よりドリンクバーを全店に設置、メニューアレンジが楽しめる「DONDONハンバーグ」の導入やランチタイムには日替わりメニューを新たに導入した。

また、「フォルクス業態」では上期に好評を得たブレッドバーを新たに2店舗に設置した。「しゃぶしゃぶどん亭」では新店開店に向けた準備を進めた。店舗展開は、総店舗数189店舗。

はなまるは、ショッピングセンター店舗でのうどん定期券の販売と朝食時間帯営業の拡大が功を奏し、既存店売上高が2.9%増と前年を上回り、店舗展開は、45店舗の出店をし、4店舗を閉鎖し、店舗数は250店舗。

アール・ワンは、新・醤油ラーメン(300円)やセットメニューの導入、福島工場の生産性の改善等に取組みコスト削減を図り、出店はなく、24店舗を閉鎖した結果、店舗数は88店舗。

上海エクスプレス、千吉、「おかずの華」を加えた、その他飲食事業の総店舗数は587店舗。

以上の結果、その他飲食事業の売上高は190億300万円(2倍)、営業損失は13億2400万円(前年同期は4億6500万円の営業損失)。

通期は、売上高1800億円(15.5%増)、営業利益51億円(18.0%増)、経常利益5,6億円(24.0%減)、当期利益5000万円(73.2%減)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧