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大塚家具/売上高8.2%減、当期損失5億3000万円

2009年02月19日 / 決算

大塚家具が2月19日に発表した2008年12月期の業績は、売上高が668億300万円(前期同期比8.2%減)、営業利益は12億6900万円(72.9%減)、経常利益14億5600万円(69.5%減)となり、当期損失は、投資有価証券評価損7億4400万円、固定資産減損損失2億2000万円、繰延税金資産の取り崩しによる法人税等調整額6億1100万円を計上で、5億3000万円となった。

既存顧客向け情報誌の創刊、テレビスポットCMやインターネットの活用を強化し、11月には、消費環境の一層の悪化と急激な円高進行を受け、輸入主力商品約9,500品目を5%から最大20%値下げし、積極的に需要喚起に取り組んだ。

また、次年度から棚卸資産に低価法が適用されることを機に、商品在庫内容の詳細な点検を行ったことで、在庫の圧縮と既存商品ラインの整理が進み、円高進行に伴う輸入商品充実への下地を整えることとなった。しかし、厳しい外部環境の影響は想定以上に大きかった。

次期の見通しでは、円高を活かした商品政策を実行することにより収益面の改善が期待できる環境で、2009年12月期の売上高は前年を下回る638億1300万円(前期比4.5%減)となる見込みだが、営業利益は円高による売上総利益率の改善などで13億1000万円(前期比3.2%増)、経常利益14億6800万円(前期比0.8%増)、当期利益2億4300万円を見込んでいる。

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