流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ミニストップ/売上高8.3%減、営業利益48.6%減

2010年01月07日 / 決算

ミニストップが1月7日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は829億1800万円(前年同期比8.3%減)、営業利益32億8700万円(48.6%減)、経常利益39億9900万円(43.1%減)、当期利益14億7000万円(57.2%減)となった。

国内コンビニエンスストア事業では、直轄エリアの出店数が、ドラッグストア内にコンビニエンスストア機能を組み合わせたミニストップサテライトの6店舗を含め、131店舗と好調に推移。一方で不採算店95店舗を閉店し、期末店舗数は1808店舗となった。

子会社のエムエス九州は出店が11店舗で、期末店舗数は133店舗。エヌ・ビー・ジー・エムエスネットワークを含む国内総店舗数は1990店舗となり、国内と海外のエリアフランチャイザーを含めた期末店舗数は3429店舗となった。

店内加工のファストフード商品部門は、高速オーブンを順次導入し「G-DOG」を全店で展開し主食カテゴリーを伸長させた。3月より順次導入してきたセルフコーヒーも全店導入を完了。コンビニエンスストア商品部門では、内食化を含む節約志向に対応するため、弁当類の価格帯見直しや、98円の冷凍食品などトップバリュ商品の品揃えを強化した。低カロリーの弁当を全国に投入し客層拡大に努め、チルドデザートのブランド「HAPPYRICH SWEETS」を立ち上げ、顧客の好評を得た。

ミニストップの加盟店を含む全店売上高は2296億4500万円(0.5%減)と横ばいで推移。既存店1店1日当りの売上高前年同期比は、コンビニエンスストア部門が4.0%減、店内加工ファストフード部門が3.7%減、計4.0%減、売上総利益率は30.0%となり、営業収入は458億4300万円(8.6%減)だった。

販売費・一般管理費では、期首に対して41店舗の直営店を削減し、人件費などを削減。設備費は地代家賃や第5次店舗システムの減価償却費などが増加し、売上の底上げのため販促費を積極的に投入した。このため販売費・一般管理費は305億2300万円(4.9%増)となった。営業利益は25億6200万円(56.5%減)、経常利益は32億8200万円(49.6%減)当期利益は11億4100万円(63.5%減)となった。

海外コンビニエンスストア事業では、韓国ミニストップの出店が161店舗、閉店が64店舗となり、期末(2009年9月末)店舗数は1168店舗となった。フィリピンのロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクの店舗数は267店舗、中国の青島ミニストップ有限公司の店舗数は4店舗となり、海外総店舗数は1439店舗となった。

通期は売上高1100億円(2.6%減)、営業利益49億円(30.5%減)、経常利益57億円(27.4%減)、当期利益18億円(42.0%減)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧