流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





パルコ/売上高8%減、営業利益7%減

2010年01月07日 / 決算

バルコが1月7日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は1925億8900万円(前年同期比8.0%減)、営業利益65億5100万円(7.0%減)、経常利益64億3300万円(6.7%減)、当期利益32億800万円(6.4%減)となった。

ショッピングセンター事業の売上高は1815億600万円(7.5%減)、営業利益は63億200万円(8.1%減)となった。都心店舗は新ブランドを積極的に導入するなどファッションアイテム中心の強化策による差別化を推進。関東の店舗は地元商圏での利便性向上による集客力の強化、地方店舗は話題性のある企画への取組などで活性化を図った。

2009年は1号店の池袋パルコが開店40周年に当たり、池袋パルコを中心に全店規模で「PARCO40周年キャンペーン」を展開した。また各店舗でも周年企画(松本パルコ25周年、調布パルコ20周年、名古屋パルコ20周年、広島パルコ15周年)などにも取組んだ。

改装規模は全店で263区画、約2万6000㎡にのぼり、売上高は13.6%増で推移。池袋パルコでは40周年キャンペーンへ向けて、本館2階のレディスファッションなどで再編などを実施した。

延床面積約2万4000㎡の福岡パルコ、「Millenia Walk」の一部約7800㎡をマスターリースして開店するシンガポールパルコ(仮称)の開店準備も順調に進んでいる。

専門店事業の売上高は121億4100万円(1.8%減)、営業利益は5000万円(36.9%減)で推移。営業強化策としてオリジナル商品比率の向上による利益率の改善、自社サイト内でのEC事業展開を開始した。

出店は、新宿ルミネエスト「Complete Works Tokyo」など11店舗を出店。環境や社会貢献も視野に入れながら、不要になった時計を2000円分のクーポン券と引き換えで回収する「もったいないウォッチエクスチェンジ!」や「ピンクリボン活動」への取組も実施した。

総合空間事業の売上高は132億4700万円(19.7%減)、営業利益は1億3200万円(36.3%減)となった。

通期は売上高2590億円(8.3%減)、営業利益85億円(9.2%減)、経常利益84億円(8.4%減)、当期利益41億円(9.9%増)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧