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常盤薬品/売上高4.9%増、営業利益1億4900万円

2010年01月12日 / 決算

常盤薬品が1月8日に発表した2010年5月期第2四半期決算によると、売上高は280億9700万円(前年同期比4.9%増)、営業利益1億4900万円(前期は8800万円の営業損失)、経常利益2億8500万円(955.6%増)、当期利益1億7200万円(9100万円の当期損失)となった。

医薬品等卸売事業のなかで、医療用医薬品では依然販売価格の低下傾向が続いた。これに対し、新製品や生活習慣病関連商品の販売を強化し、新規開拓の強化、フィービジネスの拡大、他営業部門との連携強化による医療関連商品の販売を強化。新型インフルエンザの流行もあり、売上高は238億2800万円(5.1%増)となった。

一般用医薬品では、他業種の参入などもあり全国的な物流体制のない地域密着卸にとっては厳しい環境で推移した。このため、ローカルチェーンドラッグストアや地域量販店にターゲットを絞り込み、独自のユーザーサポート体制を充実するなどの地域密着型の営業展開を強化したが、一般薬店の市場縮小の影響もあり、売上高は7億5300万円(3.3%減)だった。

試薬は、地域の基幹病院に収益低下をカバーできる新しい検査器械システムの導入などの提案型営業を強力に推進し、売上高は6億6600万円(6.4%増)。

医療器械・用具は提案型営業で大型医療器械や付加価値の高い高度医療器械への切替えを推進。開業医市場への取組を強化し、医療用医薬品の営業担当者との共同販売企画を実施するなど潜在市場への販売を強化し、売上高は24億4200万円(6.2%増)となった。

通期は売上高561億1800万円(3.1%増)、営業利益3億700万円(169.3%増)、経常利益5億3700万円(68.9%増)、当期利益2億6900万円を見込んでいる。

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