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平和堂/売上高6.4%減、営業利益20%減

2010年03月30日 / 決算

平和堂が3月30日に発表した2010年2月期決算によると、売上高は3857億3200万円(前年同期比6.4%減)、営業利益96億6000万円(20.1%減)、経常利益96億4800万円(20.9%減)、当期利益64億5700万円(23.3%増)となった。

2010年2月期の小売事業は、大型商業施設COCOEの核店舗として兵庫県下で2店目となる「アル・プラザあまがさき」を10月に出店。既存店では、顧客ニーズへの対応と販売効率向上のため、大型店3店舗を改装し、1月には老朽化した小型店1店舗を閉店した。

商品別の販売動向では、衣料品がブランド輸入品販売の撤退などで売上高が低迷。住居関連品は、売れ筋上位品目の拡大による売上高向上や在庫の削減などを行ったが、売上高は前年を下回った。

食料品は、EDLP商品の対象商品拡大や定番価格の見直しなどで、合併効果もあり前年をわずかに上回った。商品別売上高は衣料品480億9200万円(12.7%減)、住居関連品454億9700万円(3.7%減)、食料品1924億8600万円(1.6%増)となった。

中国で小売事業を展開する湖南平和堂実業有限公司は、3号店の出店もあり増収増益を確保。書籍販売業やCD・DVDレンタルのダイレクトショップは、減収となったものの営業費用の見直しで増益となった。

来期は売上高3880億円(0.6%増)、営業利益105億円(8.7%増)、経常利益105億円(8.8%増)、当期利益54億円(16.4%増)を見込んでいる。

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