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コーナン商事/2月期の売上高2.2%減、営業利益20.5%増

2011年04月12日 / 決算

コーナン商事が4月12日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は2758億3500万円(前年同期比2.2%減)、営業利益166億1600万円(20.5%増)、経常利益131億5100万円(45.7%増)、当期利益66億2700万円(202.7%増)となった。
売上高は8店舗の新規出店があり、消費不振や天候不順の影響を受け既存店売上高が前期比4.9%の減少と大幅に落ち込む結果となり、前期比2.2%の減少と2期連続の減収となった。商品部門別では、木材・建材、塗料・作業用品等DIY・プロ向け商材や家電が比較的高い伸びとなったものの、収納用品、薬品関連等は伸び悩んだ。
売上総利益率はPB商品の販売拡大等から33.8%となり、前期比1.4ポイント改善した。そのため売上高が前期比2.2%の減少となったにもかかわらず、売上総利益は前期比2.3%増加した。 売上総利益が20億5600万円、営業収入が6億9300万円増加したのに対し、販売費及び一般管理費は8100万円の減少となり、その結果として営業利益は28億3200万円増加し、166億1600万円(前期比20.5%増)となった。 販売費及び一般管理費は8100万円減少し、894億3900万円(前期比0.1%減)となった。新規出店に伴い、減価償却費が2億9800万円(前期比5.4%増)、昨年夏の猛暑や燃料単価の上昇により水道光熱費が2億1100万円(前期比5.9%増)増加しているが、広告宣伝費が5億6700万円(前期比14.3%減)減少している。 
経常利益は41億2600万円増加し、121億5100万円(前期比45.7%増)となった。経常利益率は4.8%で、前期比1.6ポイント上昇した。営業利益が28億3200万円増加したのに比べ、増益幅が大きくなっているのは、為替差損が12億7800万円減少したことによる。 
当期純利益は44億3800万円増加し、66億2700万円(前期比202.7%増)となった。前期のたな卸資産評価損24億3500万円がなくなったことなどにより、当期純利益は大幅な増加となった。 
なお、3月11日に発生した「東日本大震災」により、関東地域の店(13店舗)が被災したが、影響は軽微であり、既に全店舗で営業を再開している。
来期は、売上高2770億円(0.4%増)、営業利益175億円(5.3%増)、経常利益142億円(8.0%増)、当期利益67億円(1.1%増)を見込んでいる。

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