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日本ケンタッキー・フライド・チキン/ピザハット事業不振、当期利益65%減に

2009年01月16日 / 決算

日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が1月15日に発表した2008年11月期決算によると、売上高は867億6200万円(前年同期比2.2%増)、営業利益11億1700万円(60.6%減)、経常利益12億700万円(57.6%減)、当期利益4億8300万円(65.0%減)の大幅減益を記録した。

事業別の概況では、KFC事業で基幹商品のオリジナルレシピの販売を強化し、並行してチキンやサンドイッチで新メニューを投入した。またモーニングメニューを導入、新しい客層の展開を狙ったものの郊外ドライブスルー店舗が不振。食材・包装材の価格高騰も重なり、売上高は673億3900万円(5.7%増)と増収は確保したものの、営業利益は19億6000万円(35.0%減)の大幅減益となった。

ピザハット事業はマーケティング活動の継続、新製品開発やデリバリーのオペレーション強化などを図った。新しいピザ生地を導入し新製品の開発にも注力。食材コストを抑制し顧客基盤の展開を図ったが、競争激化などで新商品の売上が思ったほど伸びず、売上高は194億2300万円(8.3%減)、営業損失8億4200万円(366.5%増)と利益率が悪化した。

来期は売上高1277億2000万円(47.2%増)、営業利益30億9000万円(176.6%増)、経常利益31億4000万円(160.1%増)、当期利益12億円(148.4%増)と大幅な増収増益を目指す。

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