流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





菱食/チルド事業の拡大などで売上高1.7%増、営業利益30億円

2009年08月03日 / 決算

菱食が8月3日に発表した2009年12月期第2四半期決算によると、売上高は6738億9200万円(前年同期比1.7%増)、営業利益30億600万円(前期は2億3900万円の営業利益)、経常利益34億5600万円(6億7500万円の経常利益)、当期利益18億1100万円(7億2100万円の当期損失)となった。

フードコーディネート機能など「食のフルライン戦略」を推進するとともに、社員の質の向上、会社の体質の変革、取引先との優れた関係性の構築という「定性的成長」を果たすことで21世紀型ビジネスモデルの確立を目指し、コスト構造改革によるローコスト化を進め、業績向上に努めた。

8月には菱食発足30周年を迎えるため「NEWBORN30」プロジェクトを立ち上げ、これからの30年に向けた新たなビジョンを策定した。

主な設備投資では、特定取組先小売業様向け専用センターの「八王子南大沢SDC」を、同センターに併設する形で低温食品汎用センターの「八王子南大沢低温DC」を新設。

冷凍食品の個配専用のセットセンターと汎用センターを併設し、一元管理することで、効率化を図り、取組先の小売業に対するサービスレベルの向上と商品管理の合理化を進める。第1四半期は、チルド事業の拡大などで売上増となったほか、売上高の増加や不採算取引の見直しなどで売上総利益が大幅に改善された。徹底したコスト削減の効果も見られたとしている。

通期は売上高1兆4200億円(1.3%増)、営業利益96億2000万円(29.1%増)、経常利益105億円(26.9%増)、当期利益45億1000万円(27.9%増)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧