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西松屋チェーン/営業利益6.2%減

2009年12月18日 / 決算

西松屋チェーンが12月18日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は897億2300万円(前年同期比1.0%増)、営業利益73億8900万円(6.2%減)、経常利益75億7900万円(5.9%減)、当期利益43億3700万円(12.2%増)となった。

前期には棚卸資産の新会計基準を早期適用したことで、12億100万円の特別損失を計上していたため、今期の当期利益は増益となった。商品別の売上高では、衣料部門は他社との価格競争が激化し、天候面での要因も加わり、ベビー・子供のアウトウェアなどで苦戦した。

雑貨部門は、大型育児用品はやや低迷したが、紙おむつ・粉ミルクなどの消耗雑貨は堅調に推移。売上総利益は、金額は売上高の伸び悩みで4.0%増にとどまったが、売上総利益率は1.1%アップし。予想を上回って改善した。これは主に直輸入商品の売上高構成比の上昇や円高傾向などで、値入率が改善されたことなどによるもの。

販売費・一般管理費も7.4%増となったが、人件費や光熱費などを中心にコスト削減に取組み、計画の範囲内に抑制した。期末店舗数は695店舗となり、北海道地区29店舗、東北地区60店舗、関東地区186店舗、中部地区117店舗、近畿地区136店舗、中国地区48店舗、四国地区25店舗、九州・沖縄地区94店舗となっている。

通期は売上高1205億3800万円(3.6%増)、営業利益92億9600万円(2.0%増)、経常利益95億5600万円(2.0%増)、当期利益54億3900万円(19.9%増)を見込んでいる。

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