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資生堂/売上6.7%減、当期利益7割増

2010年04月28日 / 決算

資生堂が4月28日に発表した2010年3月期業績によると、売上高6442億100万円(前年同期比6.7%減)、営業利益503億5000万円(0.9%増)、経常利益514億8500万円(1.1%減)、当期利益336億7100万円(73.8%増)となった。

国内化粧品事業の売上高は、高価格帯と低価格帯への二極化という市場構造の変化が進むなか、消費低迷下における低価格化志向の進行に十分対応しきれず、3.6%の減収となりました。

売上高の減少による差益減があったが、マーケティング費用をはじめとする販売管理費の効率化により、営業利益は19.2%増となった。

海外化粧品事業をみると、欧州で景気低迷の影響を受けたものの、アメリカでは年度後半にかけて景気に持ち直しの兆しが見られたほか、中国を牽引車にアジアでは好調な実績を収めたことから、海外化粧品事業全体の売上高は現地通貨ベースでは3.0%の増収となった。だが、円高進行の影響により、円換算後の売上高は9.3%の減収となった。

現地通貨ベースでは増収にともない増益となったが、円高進行の影響が大きく、円換算後の営業利益は39.2%減となった。

来期の業績は、売上高6600億円、営業利益530億円、経常利益515億円、当期利益310億円の見通し。

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