ABCマート／キャンペーン効果や韓国法人の貢献などで売上高12.3％増

2009年01月07日／決算

エービーシーマートが1月7日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は724億5500万円(前年同期比12.3％増)、営業利益157億5200万円(16.9％増)、経常利益152億6100万円(9.8％増)、当期利益86億8500万円(7.5％増)の増収増益を確保した。

同四半期は、積極的な出店と自社商品の拡充に注力。消費者の購買意欲を喚起する販売促進・キャンペーンを強化した。国内事業では、年間85店舗強の出店計画に対し、同期末までに82店舗の出店、12店舗を閉店し、国内店舗数は439店舗となった。

販売面では、東京を中心に都心部の路面店やファッションビルでの販売が好調だった。商品面では、レディース、メンズ共にムートンブーツなどのブーツ類が好調に推移し、春からのカテゴリー戦略の効果が現れ、高機能のランニングシューズやトレッキングブーツも好調だった。この9か月間の国内店舗売上高は、全店（通信販売含む）で15.6％増、既存店も2.7％増となった。

品目別の売上高は、レディースシューズが23.0％増の87億5800万円、スポーツシューズが13.7％増の383億2900万円と増収に貢献した。

海外事業では、連結子会社のABC-MART KOREA,INC.（12月末決算）が、第3四半期末にあたる9月末までに11店舗を出店し、2店舗を閉店した。これで韓国の店舗は52店舗体制となった。業績面では、売上高は6.6％減の60億3300万円だが、営業利益は26.9％増の11億1000万円と大幅増を確保した。ウォンベースでの売上高は38.0％増の709億ウォン、営業利益は87.7％増の130億5200万ウォンと大幅な増収増益を記録した。

通期は売上高991億円(11.7％増)、営業利益212億8000万円(16.6％増)、経常利益211億6000万円(12.5％増)、当期利益116億5000万円(10.0％増)を見込んでいる。

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