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メディパルHD/Paltac上場に伴い当期利益84%減

2010年05月14日 / 決算

メディパルHDが5月14日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は2兆5460億2900万円(前期比3.3%増)、営業利益184億3300万円(37.0%増)、経常利益268億200万円(7.6%減)、当期利益19億5800万円(84.3%減)となった。

医療用医薬品等卸売事業では、新型インフルエンザの感染拡大で関連商品が伸びた。また子会社のメディセオが横浜市にエリア・ロジスティクス・センター(ALC)を建設し、昨年9月より稼動、神奈川県全域への商品供給を実現し、大阪ALCが、ことし3月に竣工した。売上高は1兆8261億1400万円(4.4%増)、営業利益は96億9400万円(65.0%増)となった。

化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業では、サプライチェーンの効率化と生産性の向上を目指して取組み、北海道と東北地区で2か所の大規模ハイテク物流センターを建設。また、専用サイトを通じたマーチャンダイジング情報を発信するなど、取引先への情報提供サービスを強化した。化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業の売上高は7174億9300万円(0.9%増)、営業利益は86億7700万円(15.4%増)となった。

関連事業の売上高は36億8400万円、営業利益は1700万円だった。利益面では、Paltacの上場に伴う関係会社株式売却損などを特別損失に計上し、減益となった。

来期は売上高2兆6510億円(4.1%増)、営業利益324億円(75.8%増)、経常利益405億円(51.1%増)、当期利益132億円(574.1%増)を見込んでいる。

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