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良品計画/第1四半期の営業利益31.7%減

2010年07月10日 / 決算

良品計画が7月9日に発表した2011年2月期第1四半期決算によると、売上高は449億1100万円(前期比0%)、営業利益34億4800万円(31.7%減)、経常利益36億6400万円(30.3%減)、当期利益21億8000万円(25.6%減)となった。

国内の無印良品販売事業では、戦略商品を88シリーズ設定し、客数増加や売上獲得に努めた。この取り組みの中、独自性のある商品が好調だった家具や、調味加工の好調な食品は既存店数値を超えるなど効果が出始めたが、天候不順などで衣服・雑貨が低迷し、生活雑貨の主力の1つであるファブリックスが不振だった。

売上総利益率は、衣服・雑貨での価格対応を強化した商品の拡販や、昨年在庫の処分販売を進めたことで0.7%減となった。経費はテレビCMやコミュニケーションペーパーの積極展開を実施しながら計画内に収束させた。

出店は新業態を含め13店舗(直営)を出店し、4店舗を改装(うち直営3店舗)。1店舗を閉鎖し、期末店舗数は351店舗となった。

海外の無印良品販売事業では、中国の新店舗が好調に推移し、既存店舗も伸長した。中国でも日本同様に、商品発注・在庫管理システムの導入を進めた。ヨーロッパは既存店売上高が伸長した。

一方、売上総利益はアジア、欧州とも為替の影響で低下。海外では3店舗を出店し、韓国で1店舗(直営店)を改装、ノルウェーで1店舗(供給先)を閉鎖した。これにより期末海外店舗数は117店舗となった

通期は売上高1748億7000万円(6.4%増)、営業利益144億9000万円(2.5%増)、経常利益149億2000万円(2.1%増)、当期利益88億6000万円(18.0%増)を見込んでいる。

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