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良品計画/売上高2.8%減、営業利益18%減

2009年10月13日 / 決算

良品計画が10月13日に発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高812億5100万円(前年同期比2.8%減)、営業利益75億2400万円(18.0%減)、経常利益78億1700万円(18.7%減)、当期利益39億5000万円(27.4%減)となった。

国内の無印良品販売事業では、紳士カットソーなどの定番ウェアを中心に苦戦した。生活雑貨のサッカー生地のファブリックスや扇風機など夏物商材は好調だったが、第1四半期での移動需要期の不振もあり全体的には苦戦。直営店の既存店を中心に売上は低下した。供給売上も西友での店舗閉鎖に加え既存店舗の苦戦もあり減少し、全社売上高は減収となった。

店舗の出退店では12店舗(直営)の出店を実施、改装を7店舗(直営2店舗)実施、閉鎖を21店舗(直営3店舗、西友17店舗)実施した。国内店舗数は333店舗となった。

国内子会社では、ムジ・ネットは住宅事業への事業集中によるコスト改善を推進し、イデーは本社移転などのオペレーションコストの改善を推し進め、利益は改善した。

海外の無印良品販売事業では、ヨーロッパでは春先にリネン素材のシャツなどが好調だったが、夏物衣服の在庫不足と処分価格の設定が同業他社より割高だったため衣服雑貨は苦戦した。ただ、売上総利益率は改善した。アジアでは、香港と台湾については社内競合の影響から苦戦したが、中国の上海と北京では新店も好調に推移し利益は増加した。

店舗の出退店では、フランス1店舗(直営店)、ドイツ1店舗(直営店)、香港1店舗(直営店)、上海1店舗(直営店)、台湾1店舗(供給店)、タイ1店舗(供給店)の計6店舗の出店を実施。スウェーデン2店舗(供給店)、ノルウェー1店舗(供給店)の計3店舗の閉鎖を実施。海外店舗数は101店舗となった。

当期利益は、転貸損失引当金繰入額3億1000万円など特別損失10億1400万円の計上などにより39億5000万円となった。

通期の業績予想は、売上高1647億円、営業利益153億3000万円、経常利益154億6000万円、当期利益80億3000万円の見通し。

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