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良品計画/3~8月は営業利益27.0%減の54億円

2010年10月08日 / 決算

良品計画が10月8日に発表した2011年2月期第2四半期業績によると、売上高は821億6100万円(前年同期比1.1%増)、営業利益54億9300万円(27.0%減)、経常利益56億5600万円(27.6%減)、当期利益33億2500万円(15.8%減)となった。

国内の無印良品販売事業については、衣服・雑貨が在庫コントロールを強化したため、6月以降の気温上昇や猛暑に対応する商材の機会ロスが多く発生した。期末時点での季節商材の在庫数量は大きく削減できたが、売上は鈍化した。

生活雑貨は、季節商材のセールにより苦戦していたファブリックスが後半に回復基調となったが、3、4月の新生活マーケットより単品の動向が好調だったファニチャーなどの一部商材をのぞいて苦戦した。食品はカレーを中心とする調味加工の商品に加え、主力の菓子も夏の手作り商品が好調に推移するなど、既存店の売上は前年を越えた。

その結果、売上は直営既存店を中心に引き続き厳しく、供給売上もライセンストストアの店頭販売の苦戦により厳しい状況となった。

店舗の出退店では17店舗(うち、直営17店舗)の出店を実施、改装を6店舗(うち、直営5店舗)実施、閉鎖を1店舗(供給店)実施し、期末の国内店舗数は355店舗となった。国内子会社では、ムジ・ネットによる住宅事業の業績は堅調に推移し、イデーについては好調な既存店売上とオペレーションコストの改善により引き続き黒字を確保した。花良品は猛暑による生花の原価上昇により利益は減少した。

海外の無印良品販売事業では、ヨーロッパにおいて衣服・雑貨のアウター、カットソーがセール時期も含め好調に推移し、生活雑貨は引き続き好調であるハウスウェアとあわせてファニチャーが上昇したことにより、各国の既存店昨年比が伸長した。

アジアにおいては、中国、台湾、香港、韓国は処分品の動向や生活雑貨の小物商品の売上が好調で既存店昨年比が伸長し、苦戦していたシンガポールも後半より売上は上昇した。

通期の業績は、売上高1679億3000万円、営業利益129億2000万円、経常利益132億1000万円、当期利益68億9000万円の見通し。

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