カネ美食品/4-9月は不採算店舗撤退で営業増益
2010年11月12日 / 決算
カネ美食品が11月12日に発表した2011年3月期第2四半期決算によると、売上高は406億8900万円(前年同期比2.1%減)、営業利益14億400万円(0.8%増)、経常利益15億100万円(1.3%増)、当期利益4億2200万円(35.4%減)となった。
テナント事業全体の売上高は196億9200万円(0.5%増)、営業利益11億500万円(50.3%増)となった。販売面では、「ユニー40周年記念特別セール」への参画や自社企画の「お客様感謝セール」などを毎月実施し、販売促進に努めた。
創作寿司や洋風感覚の寿司を提供する寿司専門店を1店舗出店、既存の総合惣菜店舗7店舗を改装し、総合惣菜4店舗、寿司専門店5店舗の計9店舗を退店した。仕入から製造、販売に至るまでの極め細かな運営に努め、不採算店舗の撤退効果もあり増益となった。
外販事業全体の売上高は、206億4300万円(5.0%減)、営業利益2億8900万円(55.8%減)となった。弁当ではお値打ち弁当の「おてごろシリーズ」や新たに中間価格帯のお得感、ボリューム感のある「なるほど弁当シリーズ」を投入した。
おにぎりでは、最も需要が期待できる夏季に「手巻き・直巻きおにぎり100円セール」を実施し、拡販を図るとともに、米・具材にこだわった「本むすびシリーズ」や、従来の手巻きおにぎりの具材の量目や価格を見直した「おむすび道シリーズ」を展開するなどリニューアルを実施した。
新商品展開、キャンペーンの実施により、一時的な売上高の増加は図れたものの、セール期間以外では伸び悩み、労務費、経費の低減に注力した。コストは概ね計画通りにコントロールされたたものの、売上高が減少したことが大きな要因となり減収減益となった。
通期は、売上高815億5800万円(0.5%減)、営業利益27億4900万円(2.4%増)、経常利益28億7600万円(1.0%増)、当期利益11億5400万円(24.2%減)の見通し。
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