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CHIグループ/2-10月は書店市場の低迷で営業損失1億円

2010年12月15日 / 決算

CHIグループが12月15日に発表した2011年1月期第3四半期決算によると、売上高は905億2700万円、営業損失1億6900万円、経常損失1億6300万円、当期損失12億4800万円となった。
2月1日に丸善と図書館流通センターの共同株式移転により、両社を完全子会社として新たにスタートした。このため、前年同期比の数値はない。
8月には2011年2月1日より当社の子会社となるジュンク堂書店との将来的な統合も視野に入れた、店舗事業子会社としてのシナジー効果を追求していく体制を築くため、子会社である丸善から孫会社「丸善書店」として分社化した。
書店市場の縮小と書籍デジタル化の流れに対応するため、8月から専門組織を設置し、親会社である大日本印刷と連携し、電子書籍事業の立ち上げ及びリアル書店(冊子)とネット書店(電子書籍)を融合したハイブリッド書店の実現に向け活動してきた。
図書館受託館数は期初より139館増加し、図書館向けの書籍販売や大学向けの教科書販売は順調に推移した。
売上原価の改善や経費の削減に取り組んだが、文教市場販売事業の設計・施工案件の減少や書店市場の低迷の影響により売上高が計画を下回った結果、営業損失となった。
通期は、売上高1174億5000万円、営業損失8億3000万円、経常損失10億1000万円、当期損失8億3000万円の見通し。

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