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ドトール日レス/2月期は増収も価格競争激化で営業利益14%減

2011年04月15日 / 決算

ドトール・日レスホールディングスが4月14日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は1050億1100万円(前年同期比4.2%増)、営業利益77億1300万円(14.7%減)、経常利益80億9900万円(14.2%減)、当期利益40億1900万円(3.9%減)となった。
小売事業の売上高は642億4200万円、営業利益は66億200万円だった。レストラン部門では、デフレに対応して価格を柔軟に見直す他、「洋麺屋五右衛門」、「麦とオリーブ」、「洋食浅草軒」、「オリーブの木」、「黒豚庵」の新規メニューの開発、サラダバー・パンバー・アイスバーの設置など商品力のアップに努めた。
30周年を迎えたドトールコーヒーショップでは、ブランド価値の更なる向上を目指し、ブランドメッセージの発信や各種パッケージデザインをリニューアルした。
白を基調にロゴを配したシンプルなデザインに統一した陶器のカップ・テイクアウトカップやコーヒー豆のパッケージの刷新、また新しいドトールをイメージした街のアイコンショップとなる店舗の改装など、瞬時にブランドを判別できるように、店舗看板、サイン、販促物、消耗品などに使用するロゴを「DOUTOR」のシンプルなデザインに統一した。
立地を厳選してグループ全体で65店(直営店舗34店、加盟店舗31店)を新規出店、ブランド価値の向上策、業務の効率化、新業態の立ち上げ、新メニュー開発、価格の柔軟な見直しなど既存事業を強化した。
消費者の生活防衛意識の高まりを背景に依然として節約志向が強く、低価格競争の激化など一段と厳しい経営環境が継続し、高価格業態を中心に来店客数が伸び悩んだこと等から、既存店は前年を下回った。
卸売事業の売上高は402億7900万円、営業利益は75億5400万円だった。
来期の業績予想は、東日本大震災のため、未定としている。

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