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レナウン/2月期はブランド再編で営業黒字化

2011年04月15日 / 決算

レナウンが4月13日発表した2011年2月期決算によると、売上高は732億5400万円(43.2%減)、営業利益1億5900万円(前期は4億5800万円の営業損失)、経常利益1億1400万円(前期は5億7400万円の経常損失)、当期損失11億3100万円(前期は109億4900万円の当期損失)となった。
主な販路である百貨店を中心に10月以降の販売が堅調に推移したことに加え、不採算ブランド撤退や非効率店舗の再編を行い基幹ブランドに経営資源を集中することにより売上が回復基調となった。
在庫内容の改善と経費削減に取り組んだ効果もあり、単体の業績は営業利益、経常利益、当期純利益とも黒字化を達成した。 連結業績は、REDUロジスティクスの物流事業の一部譲渡による事業譲渡損9億8900万円を特別損失に計上したこと等により、連結当期純損失を計上したが、引続き在庫の適正化や経費削減等の経営改善策を進めた。
順調に売上拡大を図ってきたアニヤ・ハインドマーチ ジャパンは会社設立以来初めて黒字化した。そのため、中期経営方針RRMAP(ダブルアールマップ)における目標とした2012年2月期での連結営業利益、経常利益の黒字化を1年早く達成した。 
売上高は、前期に実施した連結子会社のアクアスキュータムロンドン、レリアンの株式売却に伴い、両社が連結対象から外れたことにより、前年同期に比べて大幅に減少した。
山東如意科技集団有限公司と資本業務提携を行い、2010年7月30日付で約40億円の第三者割当増資を実施した。資本業務提携により、財務基盤の強化を図り、両社の強みを活かし事業シナジーを創出することで、今後の成長戦略につなげる。
来期の業績予想は東日本大震災のため、5月目途に公表する。

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