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イオン北海道/2月期は在庫削減、経費削減で営業利益88%増

2011年04月15日 / 決算

イオン北海道が4月14日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は1502億1400万円(0.1%減)、営業利益47億8100万円(88.0%増)、経常利益42億3500万円(109.4%増)、当期利益17億8700万円(87.5%増)となった。
既存店売上高は1.4%減、客数は0.9%増、客単価は1.0%減、販売点数は2.5%増、一点単価は2.5%減。部門別売上高は衣料368億1200万円(2.4%減)、食品821億2900万円(1.4%増)、住居余暇303億1600万円(1.1%増)、その他9億5500万円(41.6%減)。
トップバリュの売上高は、衣料35億4000万円(13.8%減)、食品70億4300万円(1.9%減)、住居余暇21億4500万円(5.3%減)、合計127億2900万円(6.1%減)だった。売上高構成比は8.9%だった。

「収益構造の改革」の取り組みでは、イオングループの仕入集約による原価の引き下げに取り組むとともに、食品ではマックスバリュ北海道との商品共同開発による各種コスト削減を推進した。
単品管理システムの有効活用によりバックルーム在庫を含む在庫高の削減、売価変更高及びロス高の削減をした。人件費や設備費を中心とした経費削減に積極的に取り組み、売上総利益率では0.3%の改善、販売費・一般管理費を3.1%削減した。
「成長戦略」の取り組みでは、新たなニーズへの対応としてネットスーパー「楽宅便」を、札幌圏内対応から旭川と道南へと配達エリアを拡大し順調に売上を伸ばした。
2008年度の「イオン名寄ショッピングセンター」以来の開店となる「イオン札幌西岡ショッピングセンター」を、1万㎡以下で従来の品揃えにとらわれず、食料品を中心にヘルス&ビューティーケアー、ペット関連用品など日用品の品揃えを重視した新しいタイプのGMS店舗として5月に開店した。閉店はなく、期末店舗数は31店となった。
売上高がほぼ前年並みとなった中、売上総利益率の改善、経費の削減により、営業利益、経常利益ともに前年を超えた。
来期は売上高1505億円(0.2%増)、営業利益53億円(10.8%増)、経常利益44億円(3.9%増)、当期利益13億5000万円(24.5%減)の見通し。

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