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PLANT/原発事故損失として18億円を計上

2011年04月26日 / 決算

PLANTは4月26日、特別損失の計上を発表した。東北地方太平洋沖地震の影響により、PLANT-5大玉店(福島県安達郡大玉村)での商品破損廃棄額1300万円を震災損失として計上。
PLANT-4大熊店(福島県双葉郡大熊町)は地震以来福島第1原子力発電所事故による行政当局からの避難指示(4月22日から警戒区域)で、営業を停止し再開の目処がたたないことから在庫商品3億9800万円と同店関連資産14億200万円の計18億円を原発事故損失として計上する。
特別損失の計上に伴い2011年9月通期個別業績予想を修正。売上高は820億円(前回予想比1.8%減)、営業利益26億円(18.2%増)、経常利益25億円(22.0%増)、当期損失2億円(当初は6億円の当期利益)とした。
通期では、震災後、生活必需品の需要は堅調に推移しているが福島第1原子力発電所事故の影響により現在営業停止中の大熊店の売上は見込めず売上予想は15億円減少する見込み。
予想売上高の減少による売上総利益額の低下と震災の影響による経費の増加要因はあるものの、ローコストオペレーションの徹底により収益改善が図られることから、営業利益、経常利益ともに増益になる予想。
しかし、震災の影響により福島地区2店舗に関連した特別損失18億1300万円を計上する結果、当期純損失となる見込みとなった。

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