流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





スリープタイト/ドーナツ店「DOUGHNUT PLANT」元経営、破産

2013年11月07日 / 経営

帝国データバンクによると、スリープタイトは、10月24日に東京地裁へ自己破産を申請し、30日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は、債権者約116人に対し約4億7000万円。

なお、大半のドーナツ店「DOUGHNUT PLANT(ドーナッツプラント)」の運営は、2012年9月に新設分割により設立されたDOUGHNUT PLANT TOKYO(東京都渋谷区)に譲渡し、営業は継続している。

スリープタイトは2002年6月に設立されたドーナツ製造販売業者。94年にニューヨークで創業したドーナツ店「DOUGHNUT PLANT」の販売ライセンスを現代表の後藤氏が取得し、都内の高級住宅街やオフィス街などを中心に「DOUGHNUT PLANT」を16店展開していた。

高級スーパーや食料品店へドーナツを販売するほか、レストラン・カフェの経営も行い、2010年3月期には年売上高約15億8000万円を計上していた。

新規出店により直営店を増やしていたが、一方で一部店舗の採算が取れず、低収益を余儀なくされていた。

2011年にはレストラン・カフェ事業を譲渡したほか不採算店舗を閉鎖したことで、2012年3月期の売上高は約10億円に落ち込んでいた。その後も集客は振るわず、コスト削減に取り組んでいたが資金繰りの改善には至らなかった。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧