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マクドナルド/1~3月は震災の影響で営業利益26%減

2011年04月27日 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが4月27日に発表した2011年12月期第1四半期決算によると、売上高は774億9600万円(前年同期比10.4%減)、営業利益75億3700万円(26.0%減)、経常利益73億2700万円(27.7%減)、当期利益20億1500万円(206.3%増)となった。
1月・2月は、”Big America2″シリーズを展開し、2か月間の累計では既存店売上高が3.2%増とほぼ計画通りの業績を上げたが、東日本大震災発生時には、当初264店が休業となった。
計画停電の影響により営業時間を短縮したこと、節電のため24時間営業店舗が減少したこと等から、3月度の既存店売上高は7.3%減となり、期初計画を大幅に下回り、第1四半期の累計既存店売上高は0.5%減となった。
ただし、震災による休業店舗を除いた営業店舗ベースでの店舗当たり平均売上高対前年同月比では、3月度は1.7%増となり、停電、節電等の影響がある中、平常時におけるビジネスは堅調に推移している。3月末時点では休業店舗は88店まで回復した。
利益面では、震災による売上高の減少に加え、ロイヤルティ料率の上昇や、原材料価格高騰の外的要因等により減益となった。
ただ、震災の影響によるセールスの減少がなければ、ほぼ計画通りの経常利益であったものと推測しているという。
通期の業績予想は、売上高3045億円(6.0%減)、営業利益292億円(3.8%増)、経常利益282億円(3.8%増)、当期利益137億円(74.2%増)の見通し。

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