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H2Oリテイリング/3月期は積極出店で営業利益31.5%増

2011年05月12日 / 決算

エイチ・ツー・オーリテイリングが5月12日に発表した2011年3月期決算によると、売上高4650億3300万円(前年同期比1.1%減)、営業利益105億5500万円(31.5%増)、経常利益112億1000万円(16.7%増)、当期利益31億900万円(3.1%増)となった。
主力の百貨店事業において、現在建て替え工事中の阪急うめだ本店が営業面積の減少により約130億円の減収となったが、阪神梅田本店や西宮阪急などが前期実績を上回り、連結売上高は1.1%減となった。
経費効率の向上に努めた結果、営業利益・経常利益・当期純利益はそれぞれ期初想定を上回り、増益となった。
九州初の店舗となる博多阪急(福岡市博多区)を3月3日に開業。博多阪急は、九州新幹線の全線開通に合わせて完成したJR博多駅ビル内の商業施設に売場面積約4万2000㎡を持つターミナル型百貨店として、その立地を最大限に活用した店づくり・売場づくりを行い、開業後の売上は想定を上回る順調なスタートをきった。
首都圏では、2008年春から、JR大井町駅前(東京都品川区)において再開発事業を進め、2011年3月、一期部分が完成し、1100室を持つビジネスホテルと阪急百貨店大井食品館を含む「阪急大井町ガーデン」の一部を開業した。
百貨店事業では、2010年8月22日に四条河原町阪急(京都市下京区)を、12月31日にさんのみや・阪神食品館(神戸市中央区)をそれぞれ閉店し、グループの採算性向上を図った。
来期は売上高4970億円(6.9%増)、営業利益62億円(41.3%減)、経常利益71億円(36.7%減)、当期利益4億円(87.1%減)の見通し。

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