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アインファーマシーズ/4月期、過去最高の売上、利益

2011年05月30日 / 決算

アインファーマシーズが5月30日に発表した2011年4月期の業績は売上高1293億8700万円(前年同月比3.1%増)、営業利益81億700万円(24.9%増)、経常利益82億1000万円(29.0%増)、当期利益39億1600万円(25.1%増)となった。
調剤薬局と都市型ドラッグストアの新規出店、医薬事業のM&Aにより売上、利益とも過去最高を更新し、グループ店舗総数は501店舗となった。
東日本大震災では、東北地区と茨城県に調剤薬局115店舗、仙台市のドラッグストア1店舗のうち、津波による被災を受けた1店舗と原発事故に伴う警戒・避難指示対象区域等の3店舗を除く、全ての店舗が3週間以内に営業継続または営業再開した。
なお、棚卸資産と固定資産の滅失、修繕費等の復旧費用(引当金含む)、営業継続に要した一時費用等、震災による被害額として、5900万円の特別損失を計上した。
グループ全体で調剤薬局事業会社6社を連結子会社とし、全33店舗が新たにグループに加わった。
グループ会社間では、今年4月1日に、アインファーマシーズ(存続会社)とメディカルハートランド(山形市)、あさひ調剤(東京都:存続会社)と埼玉調剤(東京都)が合併し、本社コスト等管理費用の低減を図った。
医薬事業では、出店が53店舗で、5店舗の閉店によりグループ調剤薬局総数(東日本大震災・原発事故の影響による休業店とFC店含む)は448店舗。医薬事業の売上高は1143億5400万円(2.5%増)、セグメント利益は102億900万円(20.2%増)だった。
物販事業はドラッグストア店舗総数は53店舗となり、通期の既存店売上高は前年を上回ることは出来なかったものの、新規出店の売上高が寄与し、売上高は148億2100万円(8.8%増)、セグメント損失は2億700万円(前年同期は3億9800万円の損失)だった。
次期は、調剤薬局と都市型ドラッグストア合計50店舗程度の出店を実現し、引き続き事業規模の拡大を図るとともに、スケールメリットの活用、グループ間の連携による事業運営の効率化、ジェネリック医薬品の推進、物販事業の販売強化及び業務改善等により収益力を強化する。
2012年4月期の業績は、売上高1430億円(10.5%増)、営業利益96億7000万円(19.3%増)、経常利益95億円(15.7%増)、当期利益48億5000万円(23.8%増)を見込んでいる。

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