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アインファーマシーズ/医薬事業好調で営業利益26.9%増

2010年03月03日 / 決算

アインファーマシーズが3月3日に発表した2010年4月期第3四半期決算によると、売上高は910億1800万円(前年同期比5.8%増)、営業利益45億6000万円(26.9%増)、経常利益44億5300万円(29.7%増)、当期利益22億4400万円(45.6%増)となった。

第3四半期の医薬事業は、調剤薬局の堅調な来局患者数により、新店・既存店とも順調に推移。ことし4月に予定されている薬価と調剤報酬の改定ではジェネリック医薬品の使用率に応じた段階的な報酬点数加算方式が採用される見通しとなり、ジェネリック医薬品の専門卸の子会社、ホールセールスターズを中心に、調剤薬局におけるジェネリック医薬品の使用率向上に取組んでいる。

医薬事業の売上高は806億2600万円(6.4%増)、営業利益は57億7200万円(26.8%増)となった。出店状況は、グループ全体で14店舗を出店し、2店舗を廃止・休止したため、稼動調剤薬局総数は387店舗となった。

物販事業では、既存店の売上・利益は前期比で低下した。その一方で、都市型ドラッグストアの主力商材の専門的なコスメティック商品(一般化粧品)の販売実績は前年を上回り、MD強化、仕入価格の低減を図り、出店開発による規模拡大を推進する。

また、セブン&アイ・ホールディングスグループとの共同出資会社、セブンヘルスケアはイトーヨーカ堂内ドラッグストア「セブン美のガーデン」の共同開発、グループのMD共通化の検討など、両社の経営資源を有効活用し、顧客と両社グループの利益に貢献した。

売上高は101億8400万円(0.8%増)、営業損失は3億2400万円(前期は1億7300万円の営業損失)だった。出店状況は、札幌市中央区地下街などに出店し、ドラッグストア店舗総数は47店舗となった。

通期は売上高1270億円(10.1%増)、営業利益61億5000万円(16.1%増)、経常利益60億円(19.0%増)、当期利益29億円(36.3%増)を見込んでいる。

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