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パルコ/3月~5月は震災の影響で減収減益

2011年07月06日 / 決算

パルコが7月6日に発表した2012年2月期第1四半期決算によると、売上高603億5000万円(7.4%減)、営業利益14億4100万円(32.0%減)、経常利益13億200万円(35.2%減)、当期利益6億3100万円(39.3%減)となった。
中期経営計画(2010~2012年度)の2年目として、3つの事業戦略(既存店舗の業態革新・国内、海外への都市型商業の拡大・関連事業、新規事業の展開加速)を着実に推進した。
既存店舗の業態革新では、既存店舗を「都心型店舗」「コミュニティ型店舗」の2業態のグループに再編し、店舗の業態革新を進めるべく、それぞれの商圏特性に応じた改装を推進した。
国内、海外への都市型商業の拡大では、国内開発における新たな事業モデルとして、渋谷に都心型中低層商業施設を業態転換によりオープンし、海外事業では、中国都市部を中心とする今後の事業展開に向け、アジア最大規模の不動産会社のグループ企業と業務提携に関する基本合意書を締結した。
新規事業の展開加速は、EC(イーコマース)事業の企業と業務・資本提携契約を締結し、新たな取り組みをスタートした。
店舗営業面では、3月の震災とその後の計画停電等の影響により、仙台パルコ及び関東圏の10店において一時的な休業と営業時間の短縮を余儀なくされ、それに伴い営業時間の実態に即したテナント出店条件の緩和措置を講じたこと等から、売上高・営業利益が減少した。
4月以降は通常営業体制に戻り、売上高・営業利益共に回復基調に転じている。
通期は売上高2649億円(0.0%)、営業利益86億円(6.7%減)、経常利益82億円(6.3%減)、当期利益40億円(9.1%減)の見通し。

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