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吉野家ホールディングス/3~8月は収益構造改善で、営業益2.3倍に

2011年10月07日 / 決算

吉野家ホールディングスが10月7日に発表した2012年2月期第2四半期の業績は、売上高806億8700万円(前年同期比5.6%減)、営業利益20億7300万円(2.3倍)、経常利益21億2200万円(80.9%増)、当期利益7億2100万円(前年同期は9億3400万円の損失)となった。
6月にグループ商品本部とグループ開発本部を新設し、グループでの食材調達の一元化と物流システムの再構築を図り、物件開発、店舗の建設管理や資機材調達に関する機能も集約・統合することで業務効率の向上を開始した。
売上高は震災による店舗の営業休止の影響等により減少し、利益は、前期から取組んできた様々な原価をはじめとしたコスト低減策が効果を現し、収益構造が改善され増益となった。
国内の吉野家は、23店舗を出店し、不振店等を11店舗閉鎖し、店舗数は1186店舗となった。
今後の出店に向けた新たな店舗フォーマットづくりとして、衛生感・安心感・開放感・機能性をテーマを具現化する店舗モデル、損益分岐点を引き下げた店舗モデル等の開発と検証に取組んだ。
5月には牛丼並盛の具材の増量とご飯のポーションバランスの変更し、8月には、手作り風カレーを全店に導入した。
売上高は436億4900万円、セグメント利益は22億7300万円となった。
海外の吉野家は、米国4店舗、中国24店舗(北京14店舗、香港4店舗、上海3店舗、遼寧2店舗、深セン1店舗)、インドネシア5店舗の計33店舗を出店し、不振店4店舗を閉鎖し、店舗数は468店舗となった。売上高は51億9600万円、セグメント損失は4600万円。
京樽は、12店舗を出店し、不振店を17店舗閉鎖し、店舗数は355店舗。売上高は114億2200万円、セグメント損失は4億3700万円。
どんは、売上高103億6800万円、セグメント利益2億9200万円。はなまるは、売上高74億8800万円、セグメント利益2億3700万円。
通期は、売上高1680億円(1.9%減)、営業利益52億円(1.6%増)、経常利益56億円(1.6%増)、当期利益10億円(2.6倍)の見通し。

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