ワコールHD／3月期は売上高3.8％増、営業利益2.3倍

2012年05月15日／決算

ワコールホールディングスが5月15日に発表した2012年3月期決算は、売上高1718億9700万円（前年同期比3.8％増）、営業利益103億7700万円（135.8％増）、税引前当期利益102億700万円（159.9％増）となった。

小売事業本部では、主に直営店「AMPHI（アンフィ）」において、ブランド認知度向上に伴い既存店が好調に推移したことや新規出店により、売上を伸ばした。

アウトレットモールで展開する「ワコールファクトリーストア」は、一部で震災による店舗の被害があったものの、品揃えの改善が奏功し、全体としては好調に推移し、小売事業本部全体の売上は前期を上回った。

ウエルネス事業部は、スポーツコンディショニングウェア「CW－X（シーダブリュ－エックス）」ブランドのスポーツ用タイツや、機能性を重視したビジネスパンプスは堅調に推移したが、震災でテレビ通販の売上が減少したことなどが影響し、全体の売上は前期並みとなった。

通信販売事業部は、カタログ販売が堅調に推移したことや、インターネット販売が伸長し、全体の売上は前期を上回った。

来期は、売上高1850億円（7.6％増）、営業利益115億円（10.8％増）、税引前当期利益120億円（17.6％増）の見通し。

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