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F&AアクアHD/当期利益3割減

2009年10月13日 / 決算

F&Aアクアホールディングスが10月13日に発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高230億8200万円(前年同期比0.5%減)、営業利益7億800万円(5.3%減)、経常利益6億6500万円(6.1%増)、当期利益1億2800万円(32.7%減)となった。

事業別にみると、ブランド事業では、百貨店マーケットの客数減少などの影響を受けた既存ブランドの落ち込みや、バッグ事業における不採算店舗の撤退もあり、売上高は前年同期を下回ったが、新規ブランドである「canal4℃」(カナルヨンドシィ)と「EAUDOUCE4℃」(オデュースヨンドシィ)は計画を上回り好調に推移。営業利益は原価率の低減とロスの削減効果などにより大幅な改善となった。ブランド事業の売上高は86億6600万円(11.2%減)、営業利益は7億2700万円(11.1%増)だった。

アパレルメーカー事業では、市況の停滞が続く中で減収を前提に計画したこともあり、売上高は前年同期を下回ったが、経費削減や在庫調整に取り組み利益体質強化の政策を推し進めた。アパレルメーカー事業の売上高は35億5200万円(34.5%減)、営業利益は1800万円(前期は営業損失5700万円)。

リテール事業では、アージュが展開しているデイリーファッション事業「パレット」の新店が好調に推移し既存店の落ち込みをカバー。三鈴が連結に加わったことにより、売上高は前年同期を上回ったが、販売価格の下落などによる既存店売上高の減少を経費削減でカバーできず、利益面では損失が拡大した。リテール事業の売上高は83億4100万円(52.9%増)、営業損失は1億5300万円(営業損失2600万円)となった。

ホールセール事業では、景気が低迷する中で追加受注が落ち込んだが、主力得意先への新規商品提案によるポジション確保とプレゼンテーション強化により、売上高はほぼ前年同期並みに推移。ホールセール事業の売上高は16億4700万円(1.2%減)、営業損失4100万円(営業利益1500万円)となった。

通期の業績予想は、売上高490億円、営業利益25億円、経常利益25億5000万円、当期利益8億5000万円の見通し。

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