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ワコールHD/4~6月は売上高4.9%減、営業利益38.6%減

2014年07月31日 / 決算

ワコールホールディングスが7月31日に発表した2015年3月期第1四半期決算は、売上高460億1000万円(前年同期比4.9%減)、営業利益32億6800万円(38.6%減)、税引前当期利益47億200万円(19.4%減)となった。

ワコールブランド事業本部は、駆け込み需要の反動が大きかったことに加え、天候不順の影響もあり、期間を通じて売上は苦戦した。

ナイトウェアやシルバー向け商品など、一部の商品は堅調に推移したものの、夏物ブラジャーが低調であったことなどから全てのチャネルにおいて店頭売上は回復せず、ワコールブランド事業本部全体の売上は前年割れとなった。

小売事業本部では、直営店「AMPHI(アンフィ)」が、店舗数が増えたことや、増税後の客数減少を想定した客単価向上策が功を奏したことにより、順調に推移した。

一方、駆け込み需要が大きかったアウトレットモールで展開する「ワコールファクトリーストア」や主にワコールブランド商品を扱う「ワコール・ザ・ストア」は苦戦した。小売事業本部全体の売上は前年同期並みとなった。

通信販売事業部は、インターネット販売が、3月末に発生した不正アクセスによるサイト閉鎖の影響を受けたほか、カタログ販売についても、夏号カタログの投下時期が消費税増税後であったため低調に推移し、全体の売上は前年同期を大きく下回った。

通期は、売上高1960億円、営業利益135億円、税引前当期利益154億の見通し。

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