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ニトリHD/3~8月は売上高5.4%増、営業利益2.1%減

2015年09月28日 / 決算

ニトリホールディングスが9月28日に発表した2016年2月期第2四半期決算は、売上高2221億8500万円(前年同期比5.4%増)、営業利益367億600万円(2.1%減)、経常利益377億7100万円(1.1%減)、当期利益229億500万円(3.4%増)となった。

人件費など経費が増加したものの、都市型店舗の出店が新たな客層の拡大につながったことや天候に恵まれ夏の季節商品が業績をけん引したことから、売上高は消費税増税前の駆け込み需要があった前年同期を上回り順調に推移した。

バーティカルマーチャンダイジングを推進し、原材料の見直し・共通化や輸入関連コストの見直しによる原価低減を実施した。

安さを維持しつつ新たな機能を追加した高付加価値商品の開発を行うとともに商品の入替えを進め、商品力強化に継続して取り組んだ。

より上質なコーディネートをキーワードとする新ブランド「NITORI QUALITY LINE」の展開を開始するなど、ニトリのコーディネートをお客へ積極的に提案した。

国内店舗は、従来からの郊外型大型店に加え都市型店舗の出店を進め、4月に「プランタン銀座店」(東京都中央区)、6月には「心斎橋アメリカ村店」(大阪市中央区)をオープンするなど、関東地区に5店、近畿地区、中部・東海地区にそれぞれ4店、北陸甲信越地区に3店、中国・四国地区に2店、東北地区、九州・沖縄地区にそれぞれ1店、計20店を出店した。

一方、近畿地区で2店を閉鎖した結果、国内の店舗数は前年度末から18店増加し、364店となった。このうち小商圏フォーマットのデコホームは7店増加し、36店となった。

海外店舗は、5月1日に中国国内3店目を上海市に、同月29日には4店目を江蘇省蘇州市にそれぞれ初出店したほか、台湾に1店を出店した。海外店舗数は台湾21店、米国5店、中国4店、合わせて30店となり、国内・海外の合計店舗数は、394店となった。

通期は、売上高4450億円、営業利益710億円、経常利益720億円、当期利益436億円の見通し。

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